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融資に強い会社になろう!〜2.短期融資と長期融資の特徴〜

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融資に強い会社になろう!〜3.短期融資と長期融資の特徴〜

融資に強い会社になろう!〜3.短期融資と長期融資の特徴〜

2024/05/29

はじめに

 中小企業や個人事業主は、大企業に比べて資金力が乏しく、事業拡大のためには金融機関からの融資の存在は欠かすことができません。

 しかし一言に融資といっても、どういった融資が自分に合っているのか、どのように金融機関と交渉したら良いのかなど、普段金融機関と接する機会のない事業主にとっては不安なことがたくさんあるかと思います。

 当ブログでは今回から複数回にわたって、様々な融資に強い会社になるための知識を紹介します。

 第3回は短期融資と長期融資の特徴について解説します。

 

短期融資

 短期融資は、1年以内に返済期日が到来する融資のことです。金融機関からの主な短期融資には、手形貸付当座貸越があります。

 

 手形貸付

 手形貸付は、約束手形を金融機関宛に振り出して借入を行う融資形態です。通常の支払い手形と同様3〜6ヶ月の支払い期日を設定し返済を行います。

 

 当座貸越

 当座貸越は、決められた限度額まで好きなタイミングで借入や返済ができる融資形態です。金融機関と当座貸越契約を締結し限度額を設定します。「当座」とありますが、必ずしも当座預金を開設する必要はありません。当座貸越は一定程度金融機関側がリスクを負う形態であるため、財務状態が健全でなければ契約を結ぶことはできません。

 

長期融資

 長期融資は、1年超の返済期日が設けられている融資のことです。金融機関からの主な長期融資には、証書貸付社債、があります。

 

 証書貸付

 証書貸付は最もオーソドックスな借入方法で、金融機関と金銭消費貸借契約を取り交わし借入を行う融資形態です。住宅ローンや教育ローンなども証書貸付に該当し、その種類は様々ですが、中小事業者にとって理解しておきたいものは、「資本性劣後ローン」です。

 資本性劣後ローンは、金融機関側で企業を評価する際に、当該貸付を負債としてではなく、自己資本の一部とみなし評価が行われるもので、経営指標を悪化させることなく融資が実行できる融資形態です。さらに、月々の返済はなく、期日に一括で返済する仕組みであるため、月々の資金繰りを安定させる効果もあります。

 一方、万が一会社が倒産した場合など、その会社の資産の整理を行う際に、他の債権者への分配が終わった後でしか、金融機関は債権を回収できないといった性質を持つことから、金融機関側に通常よりもリスクが大きい商品であるため、利息は比較的高めに設定されていることが多いです。

 

 社債

 社債は、企業が設備投資などの事業資金を調達するために発行する債券のことで、証書貸付とは異なり、利息や償還の方法などを事業者側が自由に設定できるのが特徴です。一方、銀行への保証料や発行手数料などが別途発生するため、証書貸付よりも費用負担は大きいといえます。

 

融資形態ごとの使い分け

 ここまで短期融資と長期融資の種類を解説しましたが、実際どういったタイミングでどのような融資を受けるのが良いかについて解説します。

 

 運転資金の借入

 運転資金を借り入れたい場合には、短期融資がおすすめです。特に当座貸越であれば、好きなタイミングで借入や返済ができるため、たとえば月末で支払いがまとまって資金繰りが厳しい時だけ借入を行い、翌月初までに売上の債権回収ができたらすぐに返済してしまえば、利息もほとんどかかりません。

 仮に当座貸越契約が締結できない場合や、毎月同様の時期に運転資金が必要になるといった場合には、手形貸付でも良いでしょう。短期融資には「短コロ」と呼ばれる、実際には返済をせずに、返済期日が到来した際に同様の金額金額を借り入れて返済と融資を繰り返すことによって、資金繰りを圧迫せずに運転資金を確保できる仕組みがあります。

 金融庁も「正常運転資金の範囲であれば、手形の書き換え等の短期継続融資で対応することは何ら問題ない」ことを明確にしており、当該融資方法は非常に資金繰りの観点からは有効な手法といえます。

 

(参考:金融庁 「金融検査マニュアル別冊」)

 

 設備投資資金の借入

 設備投資資金など多額の資金を借り入れたい場合は、長期融資がおすすめです。理由としては、運転資金の範囲を超えた多額の借入は、必ずしも上記のような短コロの手法を取ることができないため、短期融資で借り入れた場合、短期間で一括の返済を強いられる可能性があります。

 一方長期融資であれば、長期的に毎月返済をしていくことによって資金繰りを安定させることができます。設備投資などによる事業拡大の場合、収益を生むまでに一定の期間を要する場合もあるので、できるだけ返済期間を長くして、資金繰りを安定させることがポイントとなります。

 

まとめ

 いかがだったでしょうか。

 我々が関与させていただいているお客様の中には、「短期融資は返済が早いから利用したくない」とおっしゃられている方もいましたが、短期融資と長期融資のそれぞれの特徴を理解すれば、資金繰りを圧迫させることなく融資を受けることが可能になります。融資形態の選択は非常に重要ですので、しっかりと検討するようにしましょう。

 次回はシンジケートローンについて解説します。

 磯会計センターでは、茨城でお困りの中小事業主様や個人事業主様に、会計・税務から補助金・融資など幅広くサポートをしておりますので、お悩み事がございましたらぜひお気軽にご相談ください。

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